「ワンピース」に登場するモンブラン・ノーランドとその子孫であるモンブラン・クリケットは、空島編やジャヤ編で重要な役割を果たしました。しかし、彼らの物語にはまだ多くの謎や伏線が隠されています。この記事では、ノーランドの伝説が「ワンピース」の世界にどのような影響を与えているのかを、10の伏線をもとに徹底考察します。
ワンピースモンブランと空島・ジャヤの歴史!嘘つきノーランドの真実とは?
モンブラン・ノーランドは、約400年前にジャヤを訪れた探検家です。彼は黄金郷を発見し、当時のルブニール王国の国王に報告しました。
しかし、再びジャヤを訪れた際には黄金郷は消えており、ノーランドは「嘘つき」として処刑されてしまいます。この出来事がきっかけで、彼の名は歴史に「嘘つきノーランド」として刻まれることになりました。
しかし、ノーランドは本当に嘘をついていたのでしょうか? 実は、黄金郷は消えたのではなく、「突き上げる海流(ノックアップストリーム)」によって空島へと打ち上げられていたのです。
空島スカイピアにある「神の島(アッパーヤード)」こそ、ノーランドが発見した黄金郷でした。彼の子孫であるモンブラン・クリケットは、この真実を証明するためにジャヤにとどまり、黄金郷の手がかりを探し続けていました。
ノーランドの話には、空島と地上の人々をつなぐ重要な伏線が含まれています。ルフィたちが黄金郷を見つけたことで、彼の名誉は間接的に回復されましたが、空島とジャヤの歴史が交差する物語は、ワンピース全体のテーマである「歴史の真実」とも深く関わっています。
ノーランドの伝説は、過去に埋もれた事実が歪められることを示唆しており、これはワンピースの世界における「空白の100年」の伏線とも考えられます。
ワンピースモンブランとサウスバードの関係!神との喧嘩が意味するもの
モンブラン・クリケットとジャヤに住むサウスバードには、意外なつながりがあります。サウスバードは南を向く習性を持つ鳥で、ジャヤの森に生息しています。
クリケットと彼の仲間「猿山連合軍」は、黄金郷の手がかりを探す際にサウスバードを活用しました。空島へ行くためにノックアップストリームを利用する際も、サウスバードの飛び立つ方向を参考にしていました。
つまり、サウスバードは黄金郷の存在を示す重要な生き物だったのです。
一方、「神との喧嘩」とは、エネルが支配する空島での戦いを指します。空島では、「神」とは王のような存在であり、絶対的な支配者とされていました。
しかし、400年前にはシャンディアの戦士カルガラとノーランドが、当時の神との戦いを繰り広げていました。彼らは黄金郷とシャンディアの誇りを守るために戦いましたが、歴史の中ではその事実がねじ曲げられました。
ノーランドの子孫であるクリケットが、黄金郷を探し続けたこともまた、「神との喧嘩」の延長線上にあります。彼の行動は、ノーランドの無念を晴らすだけでなく、「歴史の真実を知る」ことの重要性を示唆しています。
これは、ワンピースの核心にある「世界政府が隠す歴史」とも通じるテーマであり、物語全体に関わる大きな伏線のひとつとなっています。
ワンピースモンブランのモデルは実在する?黒ひげやワノ国との意外なつながり
モンブラン・ノーランドには、実在のモデルがいるのではないかと考えられています。その候補の一つが、17世紀のフランスの探検家「モンブラン・ド・ラ・マルティニエール」です。
彼は航海の記録を残し、さまざまな国の文化や風習を詳細に記述しました。この点は、ノーランドがジャヤを訪れ、黄金郷やシャンディアの文化を記録したことと共通しています。
また、ノーランドの「嘘つき」という扱いも、当時の探検家が現地の文化や財宝について誇張した報告をしていたことに由来している可能性があります。
さらに、ノーランドの物語は黒ひげとワノ国とも関連があるかもしれません。黒ひげ海賊団はジャヤに拠点を持ち、モックタウンで初登場しました。
ジャヤは黄金郷の伝説と深い関わりを持つ土地であり、黒ひげがこの場所にいたことは伏線の可能性があります。
また、黒ひげ自身も「Dの一族」であり、ノーランドのように歴史の裏に埋もれた真実に関わる存在なのかもしれません。
一方で、ワノ国との関係も興味深いポイントです。ワノ国は「閉ざされた国」でありながら、過去に世界との交流があったとされています。
シャンディアの戦士カルガラが持っていた刀が、日本刀のようなデザインだったことも、ワノ国とのつながりを示唆しているのかもしれません。
ノーランドの航海がワノ国の歴史とも関わっていた可能性があり、今後の物語でさらなる伏線回収が期待されます。
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