『ワンピース』第1086話にて初登場した「ハラルド王」。彼の名は、天竜人直属の精鋭部隊「神の騎士団」とともに語られ、その背後にはエルバフ王国やフィガーランド家といった謎めいた存在が浮かび上がります。本記事では、ハラルド王の正体や立ち位置を整理しつつ、神の騎士団のメンバーと目されるシャムロック、そしてエルバフのロキ王子やカイドウとの関連性についても考察を交えながら解説していきます。
ワンピースハラルド王とは何者?天竜人直属“神の騎士団”と裏切りの構図を読み解く
『ワンピース』第1086話にて初めて名前が明かされたハラルド王は、巨人族の国・エルバフを治める現国王です。エルバフといえば、戦闘民族としての誇り高い文化を持ち、かつてビッグ・マムやロキ王子などが関わってきた歴史ある国。その頂点に立つハラルド王は、今後の物語で大きな役割を果たすと予想されています。
同話では、「神の騎士団」の登場も描かれ、複数の“王”の名とともにシルエットが現れました。これによりハラルド王が神の騎士団の一員である可能性が高まったものの、作中では明確に所属が示されているわけではありません。したがって現時点では、「神の騎士団の一角を担う存在かもしれない」と考えるのが妥当です。
また、「裏切り」というキーワードが絡むのは、天竜人側に与する立場を取っている可能性があるからです。民衆を守るべき王が、もし神の騎士団として他国に制裁を加えているとすれば、それは“裏切り”と映ることでしょう。ハラルド王の真の立場と行動は、今後の展開の鍵を握っていると言えそうです。
ワンピースハラルド王とシャムロックは兄弟?フィガーランド家に潜むしくじりの火種
ハラルド王とシャムロックが兄弟である、という確かな描写は現在のところ存在しません。しかし読者の間では、この2人の容姿や立場、そして背景にある「血筋」が強く注目されています。特にシャムロックは、『ワンピース』1086話で「神の騎士団」のシルエットとともに登場し、“フィガーランド家”の血を引いている可能性が高いと考えられています。
一方で、ハラルド王も同話で名前とともに紹介され、世界政府と密接な関係を持っていることが示唆されました。このように“神の騎士団”と王族の交錯する構図の中で、両者が同じ家系に連なる可能性は十分にあります。ただし、それを裏付ける公式発言やSBSでの明言はなく、あくまで読者の考察レベルにとどまっているのが実情です。
「しくじりの火種」とは、仮にフィガーランド家の血を引く2人が天竜人内部で異なる信念や方針を持っていた場合に起こりうる“内部抗争”を指します。すでに作中ではシャンクス(同じくフィガーランド家の可能性が高い)が五老星と接触しており、血縁者同士の対立という展開も考えられるでしょう。
ワンピースハラルド王とロキ王子の対立は避けられない?カイドウも動いた世界再編の序章
ハラルド王がエルバフの王である一方で、かつて“政略結婚”の相手として名が挙がっていたのが、同じくエルバフ王族のロキ王子です。この関係性から、両者が親子または王家内の血縁者であることが推測されます。ただし作中では直接的な家族関係は描かれておらず、ロキ王子が現在も王位継承権を持っているのか、あるいは何らかの事情で退けられたのかは不明です。
仮にロキが現政権と対立する立場にあるとすれば、ハラルド王との間には王位を巡る確執が存在するかもしれません。これに「神の騎士団」や天竜人の意向が絡むとすれば、エルバフ内政の緊張は世界規模の政治問題へと発展する可能性もあります。
一方、かつてカイドウが世界政府に捕らえられていたという経緯や、「古代巨人族」の実験体として使われていた事実を踏まえると、エルバフとカイドウの間にも何らかの接点があったのではないか、という説が出ています。これも現時点では公式に明かされていない考察ではありますが、もし繋がりが明かされれば、エルバフを巡る勢力図は大きく塗り替えられることになるでしょう。
ハラルド王は、公式にエルバフの王とされていますが、その行動や立場には未解明な点が多く、神の騎士団への関与も含めて今後の展開が注目されます。シャムロックとの血縁の可能性や、フィガーランド家にまつわる「しくじり」、ロキ王子との関係など、多くの火種を抱えているのが現状です。さらにカイドウとの間接的な因縁まで考えると、世界政府や巨人族を巻き込む大きな動きが近づいているのかもしれません。
コメント